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【書評・要約】貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ、読んで変えたこと

こんにちは、たむちです。

最近資産形成を本格的に始めて、家計収支管理や貯金等に力を入れているところです。
そこで「無駄遣いを徹底してなくそう」と意気込んだのですが、どうしても「我慢している」という気持ちが強くなり、支出削減が思うように捗りませんでした。

そこから貯金が出来る人と出来ない人とで何が違うのか と考えるようになりました。
貯金が出来る人は、収入が多いから多少無駄遣いしても貯金に回すことが出来る、単に我慢強い、など元々その人が持つ部分が強いのかなと考えていました。
それに対して何も持っていない至って普通な私は、一般人でもコツコツ貯金出来るようになるためにはどうしたら良いのかを知りたくなり、ふらっと書店に寄って「貯金術」「節約術」等の本を漁っていました。

そこで今回の一冊に出会い、貯金・節約に対する考え方が変わりました
これなら平均年収の一般人でも無理なく節約しながらコツコツ貯金出来そうだなと感じたため、同じような悩みを持つ方に読んでいただきたく思いました。

では以下より、内容に触れながら私の所感を述べていこうと思います!

著者の紹介

まずこの本を書いた著者をご紹介します。

著者:節約オタクふゆこ

X (Twitter):節約オタクふゆこ

自らを「節約オタク」と称する節約・投資系YouTuber。
理系の大学院修了時に開発職として電子系メーカーに就職したものの、将来のお金に対する不安を拭えなかったことがきっかけでお金について学ぶ。
その後、奨学金477万円を返済しながら1カ月10万円で生活し、年間300万円を貯金、20代で資産1000万円を達成。

現在は脱サラしてフリーランス。
2021年から運営しているYouTubeチャンネル「節約オタクふゆこ」は日常的な節約法のほか、投資についての動画も初心者向けに配信して人気を集め、チャンネル登録者数は55万人を超える(2024年8月時点)。

引用:『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』

この本を選んだ理由

ポイント1

  • 自分と同じような悩みを著者自身も抱えていた
  • 著者のステータスが自分とかけ離れすぎていない

条件など照らし合わせてみて真似出来そうだと思った

ポイント2

  • 固定費・変動費の削減方法について記載されている
  • 節約 = 我慢する」の考え方が改められそうだった

無理なく節約を継続して支出削減に繋げて、資産形成出来るかもと思った

私は以前より固定費の削減を実施していたのですが、変動費の削減がなかなか上手く続きませんでした。
変動費といっても外食費が主となり、退社時コンビニに寄って軽食をつまむ ということが多々ありました。
仕事・残業のストレス発散目的であったため「これは仕方のない支出なのだ!」という認識でしたが、1日200円×稼働日20日=4,000円を月に使っており、年換算すると4,000円×12カ月で48,000円使っていて立派な無駄遣いであると、心のどこかで引っかかっている自分もいました。。

上記のようにストレスに対する無駄遣いが現状の課題だなと考えており、単なる固定費・変動費削減による貯金・節約術の本ではなく、ストレスからくる浪費についての対策法について記載されている本を探していました。

そんな中、本屋さんにてこの本を見つけました。
著者である節約オタクふゆこさんは以前からSNSでちょこちょこ見ており、節約術について発信されていることを存じておりました。
その方が出された本ということもあり試しに手に取って読んでみると、自分が抱えている悩みのツボを押すような内容が書かれていました!
他にも支出削減のノウハウや、資産形成の推移であったり、投資や副業についても書かれていて、

  • ストレスに対する浪費に対処出来そう
  • 自分が把握していない固定費・変動費の削減方法について知ることが出来そう
  • どのようにして資産形成していったか参考にしたい

と考え、購入に至りました。

では、この本の要約について以下に記載していきます!

要約

ポイント

  • 貯金・節約のコツはメンタルの持ち方が重要
  • 固定費削減の7項目
  • 変動費削減の9項目
  • 貯金の元手を増やす方法

貯金・節約のコツはメンタルの持ち方が重要

貯金のために節約を始めても、なかなか継続出来なかった経験はありませんか?
それもそのはずで、人間は習慣化されていたものをいきなりパッと止めることが出来ないようになっているのです。

これまで仕事のストレス発散で休日に買い物したり、自炊がめんどくさいということで外食生活を送っていた人が「節約頑張ろう」と意気込んでそれらを途端に止めてたとしても、習慣化されていた行動を止めてしまうとストレスとなってしまい、三日坊主となってしまうことがほとんどです。
(三日坊主で終わらず継続出来る人は本当に尊敬します...)

また「節約」という、習慣化されていない新しいものを継続することに対するストレスも発生してしまいます

この本ではそのようなストレスとの付き合い方や、新しく始めたものを継続するための考え方について述べられています
私自身、ストレスに対する無駄遣いが貯金に対する現状の課題で、上記内容についてとても勉強になりました。

他にも、欲しいものを見つけた時の考え方・行動、筆者が実際に経験した人付き合いで生じるストレスへの対処法が記載されており、私自身が経験したようなシチュエーションが書かれていて強く共感する部分がありました。

貯金・節約を無理なく継続していくためのベースとなるような内容でした!

固定費削減の7項目

ここでは以下7項目の固定費削減方法について記載されています。

①家賃削減

 →家賃が安い家に住む、家賃値下げ交渉(交渉テクニックについても記載)

②スマホ料金削減

 →格安SIM、キャリアプランに変更

③通信プロバイダ料金削減

 →スマホキャリアと併用することによる割引、キャンペーンなど利用

④電気料金削減

 →大手電力会社から電力小売会社への変更、スマホ・通信プロバイダとの提携による割引等を利用

⑤水道代削減

 →節水シャワーヘッドの利用、節水効果が期待出来る家電の選択

⑥サブスク料金削減

 →利用していないサービスの解約など

⑦保険料金削減

 →加入している保険と同条件である保険との料金比較、見直し

個人的には家賃交渉のお話がとても参考になりました。
今後取り入れていきたい内容です!

変動費削減の9項目

ここでは以下9項目の変動費削減方法について記載されています。

①「ついで買い」「乗せられ買い」の罠にはまらない

 →衝動買い・巧みなセールスに引っかからないための準備、構え

②「なんとなくコンビニ」から卒業

 →用もないのにコンビニに寄ることの禁止、細かい支出の削減

③自炊生活の実施

 →コンビニ飯、ウーバーイーツなどの利用による食費を削減

④浪費日記をつける

 →浪費の自覚・無駄遣い意識の再確認

⑤浪費予算の計画

 →あらかじめ浪費額として使える金額を決めておく

⑥欲しいもの放置リストの作成

 →すぐには買わずリストに追加するだけに留めておくことで、衝動買いの抑制・優先順位の高いものに絞った支出に留める

⑦外出時の飲料費削減

 →水筒などを持参

⑧飲み会や外食のルール化

 →回数制限を設けて出費を削減

⑨生活用品をふるさと納税で獲得

 →節税効果しながら生活用品を得られて一石二鳥!

ふるさと納税は食料品のイメージが個人的には強かったのですが、日用品(ティッシュやトイレットペーパーなど)もあるみたいですね。
試しに見てみたのですが、すごい量でした。

また、ふるさと納税については以下の過去記事で説明してるので、ご参考までにどうぞ。

実践してみた、していること

実践リスト

【固定費削減】
 ・スマホ料金削減
 ・水道代削減

【変動費削減】
 ・外出時の飲料費削減

スマホ料金は、大手キャリア→格安キャリアに乗り換えることで7,000円→3,000円になりました!
年換算にして4,000円×12カ月 = 48,000円の削減です!

水道代削減は節水シャワーヘッドを使用しています。
実際以前よりも出水量が抑えられているのは感じるのですが、過去請求書を紛失してしまったため どれくらいの料金が削減できたかは把握出来ておりません。。

外出時の飲料費削減として、水筒を持って行ってます。
これによって外出時は300円(ペットボトル2本分)ほど削減出来ており、1カ月(稼働日20日)の出社日だけで換算すると
300円×20日 = 6,000円
となり、単純な年換算だと
6,000円×12カ月 = 72,000円
も削減していることになります。(ちょっとした旅行に行けちゃいます...!

上記だけでも年間12万円ほど削減することになるのですが、実はこれら以外にも実施してきた固定費・変動費削減項目はあります。
そちらについては別の記事で詳細をご説明出来たらなと思います!

まとめ

実際にこの本を読んでみて、現状の課題であるストレスに対する無駄遣いを解決出来そうだなと感じました。
また、貯金・節約に対する考え方をベースとして、無理なく継続していけそうとも感じました。

上記のようにメンタル形成について触れてから支出削減方法について述べられているので、貯金・節約を継続するための基礎を作ってから実践に移していく という内容になっています。
そのため ただ単純に「支出削減しよう!」というのではなく、「貯金・節約継続のために必要な考え方を整理しておきましょう」→「その考え方のもと支出削減を行っていきましょう」という構成になっており、ここに貯金・節約を無理なく継続していけそうと思えるポイントがあるのではないかと考えます。

また、本書では主に貯金・節約について述べられておりますが、収入を増やすための方法についても書かれています。
自身としても支出削減を図りながら収入を伸ばしていき、資産形成を捗らせたいと考えているのでとても参考になります。

気になった方はぜひ手に取ってみてください!

サイドFIREを目指すため今回学んだ考え方を基に、これからも適切に支出削減を行って資産形成に回せるお金を増やしていこうと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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